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作品サイズ:24.3cm×33.3cm。額サイズ:42.8cm×52.0cm×5.5cm。たとう箱サイズ:54.5cm×45.5cm×9.0cm。作品全体に軽い経年感はありますが傷みはありません。額(前面にガラスあり)全体にも軽い経年感、一部分にスレ・アタリ等ありますが、おおむね良好な状態です。黄袋とたとう箱にも経年感、箱の一部分にスレ等ありますが、おおむね良好な状態です。掲載の画像でご確認のうえ、入札をご検討ください。発送は佐川急便(送料着払い)とさせていただきます。
なお、商品説明に真作保証と記載のない作品は模写作品として出品しております。また、評価=新規の方や評価に「落札者都合による落札拒否」の事歴が多い入札者は終了前に入札を削除いたします。また、海外へ転売するために落札する業者または落札代行業者の方とは取引きいたしません。落札終了後は取引メッセージを通じて連絡いたしますが、落札日から3日以内に落札手続きがない場合は次点の方を繰り上げさせていただきます。落札しておいて連絡も手続きもしない方は、ブラックリストに登録しますので、当方への入札は以後できなくなります。非常識な低い入札額で終了しそうな場合は、終了間際に出品を取り消しいたします。領収書は、発行いたしません。
津高和一(つたか・わいち) 1911年~1995年
洋画家。1911(明治44)年、兵庫県西宮市高木西町に生まれる。1927(昭和2)年に詩作を始め、個人雑誌「貌」を創刊。1932(昭和7)年、篠山衛生病院に衛生兵として入隊。翌年、ハルピン陸軍病院に派遣される。1936(昭和11)年より結核のため療養生活を送る。翌年、詩誌「神戸詩人」の同人となる。1939(昭和14)年頃より絵画にも興味を抱き、大阪中之島洋画研究所で油彩画を学ぶ。1943(昭和18)年、召集により満州に派遣される。戦後は、初期の具象絵画の時期をへて、しだいに簡潔な線描のフォルムによる作品を手がけるようになる。1946(昭和21)年、第1回行動美術協会展に「黄昏の車庫裏」を出品。1950(昭和25)年、行動美術関西展に出品して友山荘賞を受賞。1951(昭和26)年、第6回行動展に「母子像」を出品し、評論家の今泉篤男らに注目される。1952(昭和27)年、第7回行動展に「埋葬」を出品し、同会会員となる。完全な抽象作品に到達。1953(昭和28)年、第4回秀作美術展に「埋葬」を出品。国立近代美術館で開催された「抽象と幻想展」に出品。選抜秀作美術展、現代日本美術展、日本国際美術展へ連続出品。1955(昭和30)年、大阪大丸で「詩と造形」展を開催し、第3回日本国際美術展に出品。また、同年吉原治良、須田剋太、八木一夫らと国際アートクラブ関西支部を創立。戦後のアンフォルメル運動の隆盛を背景に、書との関連などから国際的に興味を抱かれた津高の作品は、1956(昭和31)年の東西交流アメリカ巡回展、スミソニアン・インスティテューションをはじめ、1958(昭和33)年にアメリカを巡回した「日本現代美術6人展」にも出品される。また、同年の第3回現代日本美術展で優秀賞を受ける。1959(昭和34)年、中南米に旅行し、サンパウロ、リオデジャネイロ、ブエノスアイレスなど各地で個展を開催。1960(昭和35)年、ニューヨークのグッゲンハイム賞美術展に出品。1962(昭和37)年より1981(昭和56)年まで毎年秋、自宅の庭で「対話のための作品展」を開く。1962(昭和37)年、渡欧してミラノ、トリエステで個展を開催。1965(昭和40)年、行動美術協会を退会。同年、作品・エッセー集『美の生理』(天秤パブリックス)を刊行。1968(昭和43)年、大阪芸術大学美術学科教授となる。1969(昭和44)年・1970(昭和45)年、ブラジルへ旅行し、各地で個展を開催。1971(昭和46)年、ブラジルへ旅行してサンパウロに滞在。1975(昭和50)年、兵庫県立近代美術館で「抽象の四人-須田剋太・津高和一・元永定正・白髪一雄」展が開催。1979(昭和54)年、米国ワシントンのフィリップス美術館で「岡田謙三・篠田桃紅・津高和一」展が開催。同年、大阪グランドギャラリーで「岡本太郎・元永定正・津高和一」展が開催。1983(昭和58)年、和歌山県立近代美術館で「津高和一・泉茂・吉原英雄」展が開催。1985(昭和60)年、大阪芸術大学名誉教授となる。1988(昭和63)年、東京池袋西武百貨店で「透明な抽象空間-津高和一展」が開催。1950年代の初頭までは具象画を描いたが、その頃からすでに対象の形態を簡略に線でとらえ、色面と線による画面構成を行っており、以後それが独特の詩情ある抽象画へと展開した。1950年代には太い線と比較的厚塗りによる抽象表現が中心だったが、1960年代に入るとカリグラフィックな素早い筆触の叙情的抽象が主流になり、さらに1970年代はより簡潔な色面と線描による平面的な表現へと移りかわった。1991(平成3)年、国立国際美術館で大規模な回顧展を開催。1995(平成7)年、阪神・淡路大震災による自宅倒壊のため死去。西宮大谷記念美術館で個展を開催する準備を進めている最中だった。享年84歳。
【作品所蔵美術館】
ニューヨーク近代美術館、大英博物館、サンパウロ現代美術館、メキシコタマヨ現代美術館、兵庫県立美術館、西宮市大谷記念美術館、大阪芸術大学、東京国立近代美術館ほか。
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